ここ3年位の間で人気が急上昇したテニス。
テニスの王子様
などの影響もあるのだろうが
今、小学生の間で
”やってみたいスポーツ”の
上位にランクされているのは喜ばしい限り。
この小学生の関心の高まりに応えて
日本テニス協会が主宰している活動が
マナーキッズテニスプロジェクト。
![]() キッズテニス |
伊達公子選手のカモン!キッズテニスと共に
テニスの若年層への普及
テニスを通じての社会教育
この2つの側面の向上を目指す2大プロジェクトです。
つい最近も、岐阜で
カモン!キッズテニスは行われていましたね。
伊達さんのカモン!キッズテニスは
有名ですが、
マナーキッズテニスプロジェクトは
余り詳しく世間には伝わっていないのが
実情なようです。
その詳しい内容。
続きを読むの中で御知らせします。
マナーキッズテニスは、
早稲田大学庭球部の小学生テニス教室で
OB会の稲門テニスクラブが主催したのが
始まりと言われています。
今では、こんなブログもあるようです。
訪問カウンターが9501ですから
余り多くの人に知られているとは言えません。
素敵に表現されているブログなので
是非、一度、ご覧になって見てくださいね。
さて、マナーキッズテニスの内容の御紹介です。
きっかけは、早稲田庭球部OB 田中日出男氏が
勤務先で、きちんと挨拶ができない社員の多さに
心を痛めた事が、そのモチベーションとなっています。
やはり、マナーの基本は挨拶からですね。
プレー中のコートに断りもなしに流れ球を
取りに来る高校生。
注意しても何の反応もない子供達。
こんな経験をされた方は多いことと思います。
この教室では、小笠原流礼法の講師を招いて
正しい挨拶指導が行われます。
そして何故そうしなければならないのかを
認識する為に、宿題もでます。
その課題とは、以下の三つです。
21世紀に生きる君たちへ(司馬遼太郎)
そして、この教室の素晴らしいところは
子供ばかりではなく親の為にもなるところ。
http://www.mannerkids.org/archives/cat_50017823.html
引用始め
マナーキッズ教室では、子どもがプレーしている間に、
保護者に対して小笠原流礼法鈴木万亀子総師範の講話があります。
まず、「朝起きて、誰が一番先に声をかけますか。」
という質問を親にされます。
殆どの場合お母さんが、
「○○チャンおはよう、すぐに○○を用意しなさい。」
とか言います。
そうではなくて、挨拶というのは、目下から目上にするものですから、子どもから「おはようございます。」と敬語で言わせなさい。
お母さんは、小さいお子さんであれば、料理等の仕事は止めて、
子どもの顔を見て、「おはよう」で返したいものです。
「朝に見て、昼には呼びて、夜触れて確かめおかねば、
子は消ゆるもの」と昔の人は言っていたとのことです。
まず、朝は子どもの顔を見て、
調子を点検する必要があるという話をされます。
次に、「食卓では、子どもの髪をさわらないこと。」
という話をされます。
今、電車の中で、食事をしたり、化粧をしたりする風景が
当たり前のようになっておりますが、
公的な空間と私的な空間の区別がつかなくなっている原因も、
そういうところにあるようです。
また、子どもを叱る際には、親は上座、
子どもは下座ですれば効果があがるようです。
子どもにとって母親は愛情、
父親は尊敬の対象になるわけですから、
「夫の悪口は言わないで。
“遅いわね、何をしているのかしら”と言うなら
“お父さん大変ね。こんなに遅くまで。
私ならこんなに遅くまで働けないわ”と冒頭に言葉を添えて下さい。母の唇からは、美しい言葉以外発しない、と決心なさって下さい。
そうすれば子供は父親を尊敬するようになります。」
という話もされます。
更に、学校へ行く子を見送る時も、玄関を出て、
見送ってあげて下さいと言われます。
5、6歩歩いたところで、
“行ってらっしゃい、気をつけて”と声をかける。
子どもは、まあるい、あたたかいものを抱いて出かけ
、一日中その気持ちが持続するというのです。
そういう愛情豊かに育ったお子さんは
、ストレスに強い、いじめにあっても
耐えることが出来るとのことです。
引用終り
目上、目下がなくなり皆友達になってしまった
現代日本の教育現場からは、躾というものが
なくなってしまいました。
それを取り戻す事ができるのは
学校ではなく、親なのです。
親にしかできない事を実感できるテニス教室。
もし、御賛同頂けるなら
日本テニス協会で寄付も受け付けています。
一人一人ができる事から
社会変革に参加できるって素晴らしいですね。
貴方にとっての社会参加って何?って
考えるきっかけになれば
幸いです。
■日本テニス協会
http://www.jta-tennis.or.jp/kidstennis/manner/asking.html


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