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いつものスロースタートとは違い、
第1セット第1ゲームから
キリレンコのサーヴィスゲームをブレイク。
このままの調子で行くと思われたが、
続く第2ゲーム、3度のデュースを繰り返し
サーヴィスゲームを失う。
このデュース合戦を失った時点で
ほぼ第1セットの趨勢は決まってしまった。
続く第1セット第3ゲームは30-40まで追いつくも
キリレンコにサーヴィスキープを許してしまう。
この後、伊達は第4ゲーム、第6ゲームも
サーヴィスをキープできず
3-6というスコアで第1セットを終えた。
セカンドサーヴィス13本のうち
1本しか勝利に結びつかなかったのだから
当然の帰結だった。
その内容にしては3-6のスコアは上出来だったのかも
知れない。
さて続く第2セットは、どんな経過を辿ったのだろう?
第2セット。
伊達のサーヴィスの復調とキリレンコが
第4ゲーム以降重ねた
5度のダブルフォルトに助けられたセットだった。
特に第4ゲーム。
最初のポイントをダブルフォルトで0-15。
ブレイクポイントを迎えた30-40の場面でも
ダブルフォルト。
これで0-4となったスコア。
もっとも緊張する中盤を自己のミスで失った
キリレンコの落胆は大きかった。
このプレゼントを受け取った伊達は第2セット6-2として
試合の流れをほぼ手中に収めたと感じたに違いない。
決勝への道程が
伊達の瞳にはっきりと映った瞬間だった。
第3セット。
この時点で試合開始から1時間21分31秒。
5-0とするまでに僅か16分。
誰しもラブゲームでの伊達の勝利を信じた瞬間。
勝利の女神は気紛れをおこす。
第9ゲームを1ポイントも取れず
ラブゲームでサーヴィスを落とし
5-4.
1時間53分36秒。
2時間を超える試合になれば
伊達のスタミナは燃え尽きるかもしれない。
そんなギリギリのコンディションで迎えた
第10ゲーム。
突然、ファーストが入らなくなったキリレンコ。
0-40となって、トリプルマッチポイントを
伊達に握られ
15-40の場面でまたしてもファーストが入らず
伊達に息の根を止められたキリレンコ。
6-4で決着した第3セットは後2分で
2時間となる1時間58分02秒でその幕を閉じた。
世界ランキング54位を破った伊達公子。
明日の決勝は、どんな虹を描いてくれるのだろう。
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